蜂が出る季節の草刈り・庭木の伐採は注意が必要!対策と安全な作業手順を解説

初夏から秋にかけて、蜂の活動が活発化する季節は、草刈りや庭木の伐採中の刺傷事故が増える時期でもあります。本記事では、作業前の注意点や蜂を刺激しない服装・作業方法、蜂よけ対策、万一刺されたときの対応、そして専門業者に依頼すべきケースを整理し、安全な作業のための具体策を解説します。
この記事でわかること
- 草刈り・庭木の伐採で蜂対策が欠かせない理由
- 草刈り・伐採作業を始める前に行う蜂対策のポイント
- 草刈りや庭木の伐採中にできる蜂よけ対策
目次
草刈り・庭木の伐採で蜂対策が欠かせない理由

草刈りや庭木の伐採は、家まわりや畑を整えるために欠かせない作業ですが、毎年のように蜂に刺される事故が報告されています。特にスズメバチやアシナガバチは、人の近くに巣を作りやすく、草むらの手入れや剪定中に突然遭遇することもあります。
蜂は巣を刺激されると攻撃的になりやすく、草刈り機やチェーンソーの音や振動がその引き金になることもあります。気づかないうちに巣へ接近してしまうことが最大のリスクです。
まずは、蜂の活動が活発な季節に草刈りや伐採を行う際の注意点や刺されないための対策、万が一の応急処置について実践的に解説していきます。
蜂が草むらや木の枝に巣を作りやすい季節とは
蜂は春先から活動を始め、特に6月〜9月は繁殖と巣作りがピークを迎えます。この時期は働き蜂の数も警戒心も増し、草刈りや庭木の伐採と重なることで刺されるリスクが高まります。
スズメバチやアシナガバチは、庭木の枝や茂みの奥、地面の穴など、人目につきにくい場所に巣を作る傾向があります。何もないように見える草むらに不用意に踏み込むと、突然蜂に襲われるケースも少なくありません。
作業が必要な季節と蜂の活動時期が重なることこそが、注意すべき最大のポイントです。
草刈り中に刺されやすい場面とは

蜂に刺されるときは、必ずしも姿を確認した後とは限りません。多くは「気づいたときにはすでに攻撃されていた」というケースです。特に草刈り機やチェーンソーの音や振動は、蜂にとって巣への脅威と感じやすく、警戒心を強く刺激します。
草をかき分けながらの作業や、庭木の下に入り込む作業では、知らずに巣に近づいてしまう危険もあります。たとえば、地中に巣を作るスズメバチは、足元に気づかず踏み込んだ瞬間に多数で襲ってくることがあります。
また、剪定中に枝を切った拍子に巣を揺らしてしまい、刺される例もあります。こうした場合は、顔や首など露出部が刺されやすく、重症化リスクも高まります。
このように、蜂の存在に気づきにくく、作業そのものが刺激になることから、草刈りや伐採を行う際は事前確認と慎重な行動が欠かせません。
草刈り・伐採作業を始める前に行う蜂対策のポイント

草刈りや庭木の伐採は、作業を始める前の準備がとても重要です。
特に蜂の巣が近くにあるかどうかを把握しておくことは、自分自身を守るだけでなく、思わぬ事故を未然に防ぐためにも欠かせない工程です。
また、仮に蜂と遭遇してしまっても、適切な服装や装備をしていれば、被害を最小限に抑えられます。
ここでは、作業前に必ず確認しておきたい「蜂の巣を見つけるための確認ポイント」と、「蜂に狙われにくい服装と装備の選び方」について整理していきます。
蜂の巣を見つけるための確認ポイント
蜂の巣は見えにくい場所に作られることが多く、「ここにはないだろう」という思い込みで作業を始めるのは危険です。作業前には、周囲の様子をしっかり観察しましょう。
特に注目したいのが、蜂の「往復飛行」です。一定の方向に何度も出入りしている様子があれば、その近くに巣がある可能性があります。木の枝の裏や茂みの中、庭木の分かれ目、軒下、地面の穴などはとくに注意が必要です。
また、蜂が発する「ブーン」という羽音も重要なサインです。草むらや庭木に入る前に耳を澄まし、違和感がないか確認しましょう。
巣が見えなくても、飛び交う蜂の動きや音を観察することで危険を察知できることがあります。作業前のこうした“気配の確認”が、最も基本的で効果的な蜂対策になります。
蜂に狙われにくい服装と装備の選び方
蜂は服の色や素材、匂いにも敏感です。少しの工夫で刺されるリスクを大きく減らせます。
まず避けたいのは黒や濃い色の衣服です。蜂は黒を敵とみなす傾向があるため、白や淡い色を選ぶことで刺激を与えにくくなります。
また、肌の露出は最小限に。長袖・長ズボンは基本で、袖口や足首を覆う装備も重要です。首や顔は、防虫ネット付きの帽子やヘルメットで守るとより安全です。
香水や柔軟剤、整髪料の香りにも注意しましょう。強い香りは蜂を引き寄せるおそれがあるため、作業前は無香料のものを選ぶのが無難。
こうした小さな工夫の積み重ねが、蜂に刺されにくい環境づくりにつながります。服装は軽視せず、意識的に整えることが大切です。
草刈りや庭木の伐採中にできる蜂よけ対策

草刈りや庭木の伐採を安全に進めるには、作業中の振る舞いや判断も非常に重要です。
どれだけ準備を整えても、動き方やタイミングを誤れば、蜂の警戒心を高めてしまう恐れがあります。
蜂を刺激しない作業の進め方や、よけるための工夫を押さえておくことで、無用な接触を避けられる確率は大きく高まります。
ここでは、蜂が出にくい時間帯の選び方、機械の扱い方、そして防護面での補足として忌避剤の活用について解説します。
蜂の活動が少ない時間帯を選ぶ
蜂は時間帯によって活動量が変わります。スズメバチやアシナガバチは、特に10時〜15時頃の暖かい時間帯に活発になり、外敵への警戒心も高まります。
一方、早朝や夕方は気温が下がり、動きが鈍くなるため比較的安全です。可能であれば、草刈りや伐採は朝8時までか夕方17時以降に行うのが理想的です。ただし、夏場は朝でも気温が高くなるため、現場の状況を見て判断する必要があります。
また、曇りや風の強い日も蜂の活動はやや控えめになりますが、視界や音が遮られるため無理のない範囲で作業を進めるのが安全です。
草刈り機やチェーンソーの使い方で注意すべき点

草刈り機やチェーンソーの音や振動は、蜂の警戒心を刺激しやすく、巣への攻撃と誤認されることがあります。とくに金属音や長時間の振動には注意が必要です。
よくあるのが、刈払機で勢いよく作業していたところ、近くの茂みから突然蜂が飛び出すケースです。これを防ぐには、機械を使う前に一度短く動かして止め、周囲の様子を確認してから再開するようにしましょう。
同じ場所で長時間機械を当て続けるのも避けたいポイントです。庭木の剪定では、切る前に枝を軽く揺らして蜂の反応がないか確認してから、工具を使うようにすると安全です。
蜂に狙われにくい服装と装備の選び方
市販の「蜂よけスプレー」や「忌避剤」は、蜂を遠ざける補助的な対策として有効です。殺虫剤ではなく、蜂が寄りつきにくい環境をつくることが目的で、草むらや剪定する木の周囲にあらかじめ散布すると安心です。
ただし、効果の持続時間は製品ごとに異なり、長時間の作業では再散布が必要になることもあります。風が強い日も効果が落ちやすいため、過信は禁物です。
身体用スプレーもありますが、肌が弱い人は成分を事前に確認しておくと安心です。あくまで服装や行動、時間帯の工夫と組み合わせて使うことで、蜂対策の効果がより高まります。
作業中に蜂に刺されたときの正しい対応

どれだけ準備を整えていても、蜂に刺されてしまうリスクをゼロにすることはできません。
とくに草刈りや伐採といった作業では、不意に巣に近づいてしまうことで蜂の攻撃を受けることがあります。 そんなとき、焦って動き回ったり、間違った対処をしたりすると、かえって被害が広がるおそれも。
ここでは、万が一刺されてしまった際に冷静に対応するための応急処置と、体調の変化があったときの判断基準についてお伝えします。
刺された直後の応急処置と冷却方法
刺されたら、まずその場から離れることが最優先です。蜂の種類によっては、フェロモンで仲間を呼び寄せるため、数メートルでもいいので安全な場所へ移動しましょう。
次に患部を確認します。ミツバチに刺された場合は針が残ることがあるため、強くつままず、カードや爪でこすり取って除去します。スズメバチやアシナガバチは針を残さないため、直接患部を確認すれば十分です。
その後、流水でよく洗い、毒を外に出します。腫れや痛みを抑えるためには、保冷剤や濡れタオルなどで冷やすと効果的です。
痛みや腫れがあっても、まずは安静にして体調の変化を観察しましょう。刺された直後は、体が驚いて一時的に強く反応することもあります。
体調変化があるときの判断について
刺されたあとに注意しなければならないのが、「全身症状の有無」です。
一部の人は蜂毒に対してアレルギー反応を持っており、重度の症状(アナフィラキシー)を引き起こすことがあります。具体的には、刺されてから数分〜30分以内に以下のような症状が現れた場合、迷わず医療機関を受診してください。
・刺された部位以外にもじんましんやかゆみが広がる
・息苦しさやのどの違和感、声のかすれ
・吐き気、めまい、冷や汗
・意識がもうろうとする、呼びかけに反応しづらい
これらはアナフィラキシーの初期症状であり、放置すると命に関わることもあります。
こうした状態になったときは、ためらわずに救急車を呼ぶ判断が必要です。
巣を見つけたときの対応と専門業者への依頼

草刈りや伐採作業中に蜂の巣を見つけた場合、慌てて手を出すのは絶対に避けたいところです。 蜂は自分たちの巣を守るために攻撃的になり、近づくだけで襲ってくることもあります。 その場で何かしようとせず、まずは距離を取り、冷静に状況を見極めることが大切。
ここでは、どんなときに「自分で蜂の巣を処理してはいけないケース」、また「蜂駆除業者に依頼する判断基準と費用の目安」について解説します。
自分で蜂の巣を処理してはいけないケース
蜂の巣を見つけた際、自分で対処できるかと考える方も多いかもしれませんが、巣の種類や場所によっては非常に危険です。
特にスズメバチの巣は大きくなるほど個体数が増え、防衛本能も強くなります。直径10cm以上の巣や、軒下・高所・地面の穴にある巣は見つけづらく、刺激を与えると一斉に襲われるおそれがあります。
また、蜂が頻繁に出入りしている巣は“活動中”です。たとえ静かに見えても、油断して近づくと集団で攻撃されるリスクがあります。
小さな巣でも、自己判断での対応は避け、不安がある場合は早めに専門業者に相談するのが安全です。
蜂駆除業者に依頼する判断基準と費用の目安
蜂駆除業者に依頼すべきかどうかを判断する際は、次のような基準を参考にするとよいでしょう。
- 巣のサイズが10cm以上ある
- スズメバチまたは種類が判別できない
- 巣の位置が高所や足場の悪い場所にある
- 周囲に子どもや高齢者がいる環境で、安全に駆除できる自信がない
- 蜂の出入りが激しく、巣の活動が活発
こうした条件がひとつでも当てはまる場合は、自力での駆除を避けたほうが安全です。
実際の駆除費用は地域や業者、巣の場所や規模によって異なりますが、一般的な目安としては以下の通りです。
- アシナガバチの小規模な巣:約8,000円〜15,000円
- スズメバチの巣(軒下など):約15,000円〜30,000円
- 高所作業・地中・屋根裏など難所の場合:30,000円〜50,000円以上になることも
また、蜂の種類や営巣場所によっては、自治体が一部費用を助成してくれるケースもあります。お住まいの自治体のホームページや防災課に確認してみるのもよいでしょう。
なお、駆除後に巣の撤去や再発防止処理をしてくれるかどうか、事前にサービス内容を確認しておくと安心です。
無理な自己判断によって二次被害を招くよりも、適切なタイミングで専門家に頼ることが、結果的に安全で経済的な選択になるでしょう。
まとめ
草刈りや庭木の伐採は、生活環境を整えるうえで欠かせない作業ですが、蜂の巣が潜んでいる可能性がある場所でもあります。とくに初夏から秋にかけては、蜂の活動が活発になる時期と重なるため、作業前後の対策を怠ると思わぬ刺傷事故につながりかねません。
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