クロスズメバチは巣から駆除すべき!見つけ方や刺された際の対処法

クロスズメバチは、その見た目からハエやアブによく似ているので、間違って刺激してしまうと攻撃される可能性があります。
巣を土の中などの場所に作るという、私たちの持つ一般的な巣のイメージとは違う特徴があるため、見つけづらいです。
ハチは集団で生活するため、巣をまるごと駆除するようにしましょう。
他の種類のスズメバチと比べると比較的おとなしく、サイズも小柄で毒性もさほど強くありませんが、刺されば強い痛みがあります。ハチに刺された経験があればアナフィラキシーショックを発症する危険があるので注意が必要です。
もしクロスズメバチに刺されてしまったときや、巣を駆除する方法について解説いたします。

クロスズメバチの生態とは?見分け方や巣の特徴をご紹介

画像参照:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASN88357KN87ULBJ001.html

もし外で「ハエがいた!」と思っても慌てず、まずはよく観察してみましょう。もしかしたら、それはスズメバチの一種である「クロスズメバチ」かもしれません。
クロスズメバチは名前のとおり、体が黒いため、よくハエやアブなどと間違えてしまい、刺されてしまうケースが多く存在します。
他の虫を間違えて刺されないように、クロスズメバチの特徴と見分け方をや、生態や巣の特徴、巣の見つけ方など詳しく解説していきます。

クロスズメバチの生態について

普段、私たちが考えるスズメバチとは、体のサイズが大きくて、黄色と黒色の縞模様を想像するかと思います。しかし、今回お解説しているクロスズメバチのように、他のスズメバチの外見のイメージとは少し違うスズメバチがいます。クロスズメバチの体は光沢がなく、全体的に黒色をしていて、体に数本の白いラインがあり、さらにもう一つの特徴は足も先まで白いです。
スズメバチの中では小柄なサイズをしています。女王バチでさえ大体1.5センチ程度の大きさしかなく、働きバチはもっと小さく1.1センチ前後程度しかなく、ミツバチとあまり変わらない大きさです。
そのためクロスズメバチを、ハエやアブといった他の昆虫類と間違えてしまうケースが多くあります。
クロスズメバチは雑食で、花の蜜やハエ、クモなどの小型の昆虫を食べます。そして時には動物の死骸や、カエルなどの生肉を食べることもあります。
さらには人間の食べ物や、お酒、ジュースなどの匂いに寄ってきてしまうことがあるので、夏場のバーベキューや、ハイキングに行ったときは注意が必要。

また、クロスズメバチは他のスズメバチに比べて活動時期が長期間であるのも特徴的です。多くの種類のスズメバチは、新女王バチが4月ごろに越冬を終えて活動を始め、冬前の11月ごろには活動が終わります。
それに対して、クロスズメバチの場合は、女王バチが3月後半ごろには越冬を終えて、12月ごろまで活動し続けます。6月ごろには働きバチが少しずつ羽化し始めて数を増やしていくと、7〜10月ごろに活動のピークを迎え、巣が一番拡大されている時期になります。
この時期は巣を守ろうと、ハチたちが凶暴化しているため、むやみやたらに巣に近づいたり、ハチや巣に刺激を与えたりしないように気をつけないと攻撃されてしまうかもしれません。

その後、10〜12月で雄バチや新しい女王バチが羽化して、越冬の時期を迎えます。
冬になってきたからといって油断していると、森などではまだ越冬前のクロスズメバチに遭遇する可能性があるため、アブやハエなどの昆虫類と思い込んで、近寄らないようにしましょう。

ハエと間違えやすい?クロスズメバチの見分け方

前述でも記載しているとおり、クロスズメバチは体が黒く、白いライン模様が入っています。他のスズメバチと比べると小型サイズで、ハエやアブと体格が似ているのが目印。
そのため、ハエやアブと間違えて刺激してしまい、攻撃されるなど被害にあってしまうことも少なくありません。
クロスズメバチの特徴や、他の虫との見分け方を、覚えておくことで被害を抑えることもできます。虫ごとの特徴をしっかりと把握して、近づいたり刺激したりないようにしましょう。

クロスズメバチと似ている虫はハエやアブの他に、スズメバチの仲間でいえば、ドロバチや、クロアナバチ、クマバチなどがいます。どの種類も、黒色をしているハチなのが特徴。
クマバチは黒色で体毛が多く、体もまん丸としていて2〜2.5センチほどあり大きな個体となります。
飛ぶときも大きな羽音がするので、一見怖いのですが、実はおとなしいハチです。穏やかな性格のため、刺激しない限りは襲ってくることは稀なので、見かけたら近寄らずそっとしておきましょう。
クロアナバチも黒色をしていて、体長は少し大型の2.5〜3センチほどあり、クロスズメバチに比べて細長いハチ。見た目ではもしかしたらハチには見えないかもしれませんが、スズメバチの仲間でもちろん毒針も持っています。
ただし、クロアナバチも比較的穏やかで、おとなしい種類のスズメバチなので、刺激しないよう注意すればあまり攻撃はしてこないので、刺激しないよう注意して距離を取るようにしましょう。
ドロバチも黒色をしていて、スマートな容姿をしています。
クロスズメバチの白いライン模様とは違い、体にはオレンジ色の模様があるので、見分けやすいでしょう。ドロバチは名前にあるように、泥を材料にして巣を作るのです。
ただ、他のスズメバチの違いは、多くのスズメバチが集団で行動するのに対して、ドロバチは単独で行動します。
性格も穏やかで、刺激したり、危険を感じたりしないと攻撃してくることはあまりありません。穏やかではあるものの、危険を感じれば攻撃してくることもありえますので、見かけてもちょっかいを出さず放置してその場から離れるようにしてください。

虫の外見の他に、ハエやアブとスズメバチの大きな見分け方の一つは、飛び方にあります。ハエやアブは飛び続けることしかできませんが、スズメバチは攻撃を受けると、敵への狙いを定めるために、ヘリコプターのようにその空中で停止しながら飛ぶことができるのです。この時のスズメバチは、臨戦態勢に入っている可能性が高いと言えますので、慌てずできるだけ静かに距離を取るようにしましょう。
ハチは、基本的に動いているものを敵と認識して、追いかける習性があるので、できるだけ静かに行動するよう心がけてください。

クロスズメバチの巣の特徴は?

クロスズメバチは、北海道から奄美大島まで、広範囲で生息しているハチですが、山などに住んでいるため、人が住んでいるような住宅街では余り見かけることは少ないかもしれません。
クロスズメバチは、軒下や屋根裏、樹木など雨や風をしのげる場所に巣を作るミツバチなどとは違い、樹木にできた洞や、土の中にも好んで巣を作ります。
そのため、山などで巣の場所を特定したり、見つけたりすることは困難で気づきづらいことがおおいでしょう。
ハイキングや、グランピングのために、山に入る人も増えましたが、知らないうちに巣を刺激してしまい、襲われてしまうことも多いです。

クロスズメバチの新女王バチは、3月後半ごろには越冬を終えて営巣を始めます。
営巣は、働きバチが羽化して、数が増えてきた7〜10月ごろにピークとなり大きくなっていきます。
土の中に好んで巣を作る習性があるため、巣の形や、大きさがわかりづらく、どのくらいの集団で生活しているのか、とても分かりづらいのです。
巣を探すときは、できるだけ安全な場所に身を隠しながら、どこに向かって飛んでいくのかじっくり観察するようにしましょう。
突然姿を消したように感じたら、その付近に巣がある可能性があります。近づくときは、地面や樹木などをよくみて巣がないか確認してください。

土の中にある場合、振動で巣を刺激してしまい、クロスズメバチが飛び出してくるかもしれません。穏やかな性格とはいえど、巣を守るためには容赦なく集団で攻撃をしてきます。毒性も比較的弱い種類ですが、アナフィラキシーショックを起こしてしまう危険も。
山に入る際は、厚手の長袖や、手袋などしっかり対策しながら、探すようにしてください。

クロスズメバチの毒性は?刺された場合の対処法

画像参照:Freepik

クロスズメバチのサイズは小柄ですが、スズメバチの仲間で毒針も持っています。
性格がおとなしいからと言って、絶対に攻撃してこないわけではありません。
巣が見つけづらいせいで、気づかないうちに巣を刺激してしまい、襲われてしまった事例もあります。
放置することは危険ですので、もし見かけたら、巣が近くにあるかもしれないので、しっかり対策と駆除をしましょう。

刺されると危険?クロスズメバチの毒性について

クロスズメバチは、他のスズメバチに比べると、毒性は弱いとされています。
しかし、毒性が弱いとはいえ、クロスズメバチに刺されれば、もちろん強い痛みを感じますし、患部が腫れるなどの症状をおこします。
ハチの毒というのは、非常にリスクが高い毒で、集団で襲われて一度に複数の箇所を刺される、もしくは、すでにハチに刺された経験がある人は、特に要注意です。アナフィラキシーショックを起こしてしまう可能性があります。
そのため、まずはハチに刺されないことが大事なのです。後ほどハチに刺されてしまった場合についてを解説しますが、クロスズメバチが小さなハチだとしても油断せず、防御対策をなどしっかり準備しておきましょう。

クロスズメバチに刺されてしまったら?

クロスズメバチに限らず、ハチに刺されてしまったら、まずは応急処置をしてなるべく早い段階で体から毒を取り除くことがとても重要。
ハチは毒針を使用して、体の中に直接毒を注入してきます。そのため、毒が体に吸収されるスピードがとても早いです。
もし刺されてしまったときのためにも、適切な処置を覚えておきましょう。

まず、ハチに襲われてしまった場合は、複数箇所刺されてしまわないように、慌てず静かにその場から離れて、安全な場所に避難してから応急処置を行ってください。もし、刺されてしまった箇所にまだ針が残っていれば、そっと針を取り除きます。

その後、毒を絞り出します。その際に、口で吸い取ろうと患部に直接口をつけてしまうと、口の中の粘膜から毒が体に吸収されてしまうこともあるので、口では行わないよう手で絞り出すようにしましょう。もしくは、毒をしぼりだすためのアイテム「ポイズンリムーバー」というのもあります。
インターネットで簡単に購入できるので、山などアウトドアを楽しむ方にはおすすめです。毒を出来る限り絞り出したら、きれいなお水で患部を洗い流し、保冷剤などでよく冷やしましょう。

もし、抗ヒスタミン軟膏やステロイド軟膏などの薬があれば、使用するのも効果的です。
ただし、あくまでも応急処置なので、体調が悪化するようなことがあれば、早急に皮膚科など近くの病院や診療所で見てもらってください。アナフィラキシーショックを起こしている可能性があります。

ハチに刺されると、毒に対する抗体が体内にできます。ただし、抗体ができている人が再びハチに刺されてしまうと、新たに体に入ってきたハチの毒と、体の中の抗体が過剰なアレルギー反応を起こしてしまうのです。これをアナフィラキシーショックといい、体の痙攣や、動機、呼吸困難のその最悪の場合は命の危険に発展してしまうケースもあります。
刺されて1時間後くらいから症状が出ることもあるので、油断せず様子を見るようにしましょう。

クロスズメバチを巣から駆除する方法とは?

クロスズメバチの巣の駆除は、土の中など見つけづらいところにあることが多いため、自分での駆除はなかなか難しいかもしれません。
刺されてしまう危険性を考えても、基本はプロの業者に依頼するのが良いでしょう。
しかし、場合によっては自身で対応することもできるのでケースごとに解説いたします。

自分で巣を撤去は可能?駆除する方法について

クロスズメバチの巣が土の中にある場合、大きさがわからずどのくらいのクロスズメバチが潜伏しているか全くわかりません。そのため、自分で駆除する場合は、しっかり対策と準備をしておく必要があります。
まず、クロスズメバチに襲われて刺されてしまわないように、厚手の長袖、長ズボン、手袋(できれば厚い革製のもの)、長靴、帽子、ゴーグルなどを用意して、できる限り肌の露出を減らします。
少し高価ですが可能であれば、防護服を用意できれば刺される可能性は低くなります。インターネットでも購入することができます。
また、用意する際の服の色ですが、黒色のものは極力避けてください。ハチは黒いものを襲ってくるという習性がありますので、白いものを選んでおくとより安全と言えます。

そして、ハチの巣を駆除するためのスプレーを用意します。ハチを駆除するには「ピレスロイド系」の成分が入っているものを選ぶことが重要です。しっかりと成分を確認してから購入するようにしましょう。

スプレーを噴射してからハチが弱ったとしても、しばらくは生きている可能性があるため、素手で拾うなどは刺されてしまう危険があります。
チリトリやホウキ、ハチを捨てるための袋、掴むためのトングなどを用意して、後始末をしましょう。
あらかじめ、袋の中にも駆除用のスプレーをしておくのもよいでしょう。

できる限り用意しても、刺されてしまうことがありますので、十分に注意しておこなってください。少しでも危険を避けたい場合は、無理して自分で駆除しようとせず、プロの業者に任せることをおすすめいたします。

駆除は専門家へ任せたい…専門業者への依頼方法について

プロの業者への依頼方法は、インターネットや電話で申し込むことができます。
インターネットで簡単な質問にいくつか答えていくだけで、見積もり金額や、スケジュールの予約もできる業者もあります。

また、早急に相談にのって欲しい場合や、迅速な対処が必要なときは電話で依頼してしまうのが良いでしょう。もちろん電話でも、無料で相談できて、見積もりから、スケジュールの予約まですることができる業者もあります。
まずは相談してみてください。

ハチの巣の駆除は、ハチの種類や、時期、巣の大きさなどで作業時間も変わってくるため、一律の金額ではなく変動することが多いです。
基本料金の他に、巣がある場所によって、追加料金もかかることがありますので、よく確認してから駆除依頼をするようにしましょう。
営巣がまだ初期段階で、まだ巣の大きさがさほど大きくないときは、比較的安く依頼することができます。
ハチの活動が活発な7〜10月などは、巣も大きくなっていて、鉢の数も多くなっていることから、危険性も高くなり金額も変わってきますので、早い段階で依頼すると良いでしょう。

また、ハチは巣にいるのが全部ではなく、外に出ていたハチたちが、駆除後に戻ってくる「戻りバチ」というのがいます。
業者によっては、アフターフォローがしっかりしておらず、戻りバチに対する対応や、駆除後の確認がない場合もあります。アフターフォローがしっかりしている業者を選ぶことをオススメいたします。

まとめ

クロスズメバチは、土の中などを好んで営巣をするという特性上、巣の場所を特定したり、巣の大きさや、どのくらい集団であるか把握できたりといったことが素人判断では難しいです。
自分で駆除することが非常に難しいハチのため、危険性も未知数です。毒性が低いといっても、刺されてしまえば痛みや腫れなどの症状もあり、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあり、非常に危険であることには変わりません。
どのくらいの規模感の巣の大きさか把握できない以上、素人ではクロスズメバチの巣をしっかり駆除するのは難しく、おすすめできません。
危険が伴う作業である以上は、基本的にはやはりプロの業者に依頼するのがベストと言えるでしょう。

蜂の巣駆除センターでは、インターネットでの無料見積もりや、スケジュールの予約までができるので、まずは相談だけでもしてみましょう。
また、インターネット以外にもフリーダイアルでの無料相談、見積もり、スケジュールの予約もできます。
1週間以内に女王バチが戻ってきてしまった場合の安心保証や、巣の大きさや場所に寄っては、当日の駆除も可能です。
24時まで年中無休で受付をしているので、夜間でも早朝でも対応が可能となっています。夜間の割増料金も一切発生しないため、安心してご依頼いただけます。
ご自身で対処できないハチの巣は、駆除にも危険が伴いますので、まずはお気軽にプロの「蜂の巣駆除センター」へご相談ください。

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