蜂が怖い!寄ってくる6つの原因や蜂に好かれる家とは?正しい対処法も解説
道を歩いていたり山道に入ったりすると蜂に遭遇することがあります。それだけでなく、庭や自宅に蜂が多くて困っている人もいるでしょう。
蜂は大きさによらず、毒を持った針で刺してくる可能性があり、非常に危険です。
もちろん、蜂との遭遇を100%避けることはできません。しかし、蜂が寄って来る原因や蜂に好かれる家の特徴を理解しておけば、それに合わせた対策ができます。
蜂にはどんな特徴があるのか、蜂に対してどんな対策、対処をすればいいのかを解説していきます。
目次
蜂が寄ってくる6つの原因と対策
蜂に遭遇するとなぜか蜂が寄って来る、蜂に追いかけられるという経験をしたことがある人は少なくありません。
蜂に追いかけられると怖いですし、逃げることで転倒や事故、怪我につながる恐れもあります。小さな子どもや高齢者はとくに注意が必要です。
どんな原因があって蜂が寄って来るのかを確認しましょう。
それぞれの原因に対する対策も解説します。
1. 狙われやすい見た目
蜂は視覚が非常に発達しており、さまざまな色を認識できます。
とくに蜂は、人の目で見て黒色に見えるものを攻撃のターゲットとしてしまうケースが少なくありません。
黒色を攻撃する理由はまだ解明されていないものの、蜂の天敵である熊の色と似ているからという説もあります。
もちろん、黒色以外なら蜂が寄ってこないわけではありません。ただ、蜂が寄って来やすい庭での作業や山道でのハイキングなどをする際は、黒色系の衣服は着用しないことをおすすめします。
2. 狙われやすい匂い
蜂が近づいてきやすい匂いもあります。蜂は遠くにある花の匂いを嗅ぎ分けて蜜を探したり、他の蜂が出すフェロモンを嗅ぎ分けたりと、嗅覚も発達しています。
人が発するさまざまな匂いにも反応するので、蜂が近づいてきやすい匂いを発していないか確認しましょう。
蜂が近づいてきやすい匂いとして代表的なものが、人工的な匂い、体臭、食べ物の匂いがあります。
香水や制汗剤などの強い甘い匂いは蜂を興奮させます。花の香りのものはとくに注意が必要です。
人が発する体臭も蜂が反応する原因になります。とくに汗をかきやすい夏や日頃から汗をよくかく人は、頻繁に汗を拭いて体臭を抑える、体を清潔に保ことも大切です。
蜂は甘い匂いにもよく反応します。ジュース、お菓子などを外で食べるときは注意しましょう。アウトドアを楽しむときは飲み物や食べ物を出しっぱなしにしないようにしましょう。
3. 蜂の巣が近くにある
狙われやすい色や匂いではないはずなのに自宅の近くでよく蜂が寄って来る、庭に蜂が多い場合、蜂の巣が近くにある可能性が高いでしょう。
蜂はベランダや庭の軒下、窓枠などに巣を作ることが多いです。
蜂が巣を作りそうな場所を探しても見当たらなかった場合、天井裏や床下、壁の中に巣を作っている可能性もあります。
換気口の中、土の中、機の穴などに巣を作ることもあり、蜂についての知識がない人だと巣自体を見つけにくいものです。
気付かずに蜂の巣を刺激してしまうと、攻撃のターゲットになってしまう恐れがあります。
蜂の巣を見つけた、蜂の巣が近くにあるかもしれないと感じたら、蜂の巣を駆除してくれる専門の業者に相談しましょう。
4. 蜂に好まれる家である
庭で蜂によく遭遇する、家の中に蜂が入って来る場合、家自体が蜂に好まれる条件を満たしている可能性もあります。
庭でガーデニングをしていたり、草や木の手入れをきちんとしていなかったりすると、蜂が寄ってきやすくなります。ガーデニングを楽しむ際は虫が寄り付かない薬も撒いておき、庭の草木の手入れも頻繁に行うようにしてください。
また、ゴミをベランダに出している場合も危険です。生ゴミの強い匂いに蜂が引き寄せられます。ゴミを庭やベランダに出さないようにする、フタつきのゴミ箱を使うなどして対策しましょう。
蜂が近づいてきやすい条件が揃っている上に、庭やベランダで花の香りの強い洗剤や柔軟剤を使った洗濯物を干すことで洗濯物に蜂が止まって、そのまま家に入ってしまうこともあります。匂いの強い柔軟剤を使う際は部屋干しにするなどの工夫が必要です。
5. 動きや音に興奮している
狩りを行う蜂は動きや音にも反応します。
動きや音に反応して寄ってきた蜂から逃げたり大声を出すと、余計に蜂を刺激し、興奮させる原因につながります。
蜂に遭遇したらパニックになってしまうかもしれませんが、できるだけ冷静に、静かに蜂のそばから離れるようにしてください。
6. 洗濯物に付着している
蜂が洗濯物に付着しているのに気付かずに取り込んだことで自宅に蜂を入れてしまうケースは多いです。
蜂は洗剤や柔軟剤の匂いに反応して寄って来るだけでなく、日光で暖められた洗濯物を好む傾向があります。
春や夏に遭遇することが多い蜂ですが、秋ごろにも蜂は活動しています。気温が下がると暖かい場所に惹かれるようになり、洗濯物に寄ってきやすくなります。
肌寒くなってきた頃でも油断せず、洗濯物に蜂が付着していないかよく確認しましょう。
人を襲う蜂の種類や特徴
蜂と一口にいってもさまざまな種類がいます。
日本で見かけることが多く、人を襲うこともある蜂の代表的な3種類を解説します。
スズメバチ
蜂の中でもとくに注意したいのがスズメバチです。
攻撃性が高く、猛毒を持つ針で刺してきます。
スズメバチの活動が活発になるのは夏から秋にかけてですが、この時期にはスズメバチに刺されて命を落とした人のニュースを見かけることも増えます。
スズメバチは単独で襲ってくるだけでなく、仲間に攻撃の命令を出すこともある蜂です。
意図せずとも巣を攻撃してしまったり、無理に追い払ったりすると、大量のスズメバチに教われる可能性があります。
アシナガバチ
スズメバチよりも比較的おとなしく攻撃性は低いのがアシナガバチです。
ですがアシナガバチも毒針を持っており、刺されて死亡することはないものの激痛に苦しまなければなりません。
アシナガバチはスズメバチとよく似た外見をしていますが、その名の通り足が長いという特徴があります。
また、スズメバチは秋ごろまで活動しているのに対してアシナガバチを秋に見かけることはほとんどありません。
ミツバチ
みかけることの多い蜂の中でももっとも攻撃性が低いのがミツバチです。
スズメバチやアシナガバチと比べると体も小さく、可愛らしい見た目をしています。
基本的に、ミツバチは積極的に攻撃してくることはありません。ただし、ミツバチの針は一度刺さると抜けにくい構造になっています。
一度刺すとそのミツバチは死んでしまいますが、その際にフェロモンを出し、仲間が寄ってくることがあるため、要注意です。場合によっては、集団のミツバチに攻撃される恐れもあります。
蜂の行動パターン
蜂に追いかけられると恐怖を感じますが、蜂は基本的には人を攻撃しないということも覚えておいてください。
こちらから強い刺激を与えたり攻撃とみなされる行動をしたりした場合、蜂は人間を敵だと判断して攻撃してきます。
興奮した蜂は敵の周囲を飛び回り、羽音を大きく鳴らします。顎をカチカチと鳴らすこともあります。
空中でぴたりと止まると狙いを定めてすぐに刺してくる合図です。すぐに逃げるようにしてください。
蜂が襲ってきた際の対処法
実際に蜂が襲ってきたらどう対処すればいいのかを解説します。
大声を出したり暴れまわったり手で追い払おうとすると余計に蜂を興奮させてしまいます。なるべくゆっくり、冷静に対処するよう心がけましょう。
しゃがむ
蜂は素早い横方向の動きに敏感に反応します。
蜂が襲ってきたらその場にしゃがみ、ゆっくり蜂から離れるようにしてください。
上着やタオルを持っている場合は頭にかけて、頭や首が刺されるのを防ぎましょう。
家であれば出ていくのを待つ
自宅に蜂が入ってきたら、出ていくのを待つのが一番の得策です。
追いかけたり音を出して追い払おうとしたりするとかえって蜂が興奮し、仲間を呼ぶ合図を出す可能性もあります。
蜂は明るい場所に惹かれるため、部屋の電気がついている場合は消し、窓を開けて蜂が出ていくのを待ちましょう。
庭やベランダに懐中電灯などを置き、そちらに誘導するのも一つの方法です。
蜂が入っている部屋のドアを閉めておくと、別の部屋に移動した蜂を見失ったり興奮した蜂に刺されたりすることを防げます。
蜂に刺されてしまった場合の対処方法
いくら対策をしていても、蜂に刺されてしまうことはあります。
そんなときにどうすればいいのかを解説します。
万が一の際に備えて、刺されたときの応急処置の知識も頭に入れておきましょう。
すぐにその場を離れる
蜂は興奮したり針で刺したりすると、他の仲間を呼ぶフェロモンを出します。
その場に留まっていると蜂の群れに襲われる可能性もあります。
蜂に刺されたら、すぐにその場所から離れてください。
先述の通り、蜂は横方向の素早い動きに敏感に反応します。また、生き物の習性として背中を向けた相手を追いかけてきます。
刺されたとしてもパニックにならず、しゃがみこんでゆっくり後退ることを忘れないようにしてください。
応急処置を行う
刺された場所から充分離れたら、応急処置を行います。
まずは刺された部分をよく水で流してください。
蜂は刺すときに毒液や仲間を呼ぶためのフェロモンを出します。
水でよく流すことでこの毒やフェロモンを落としましょう。
刺された場所に針が残っている場合、指で弾き飛ばすように取り除いてください。
なお、蜂の針にはかえしがついていることもあり、垂直に抜こうとすると強い痛みを伴います。
指で払い落とすのが難しい場合でも毛抜きを使って、同様に払い落すように針を取り出します。
最後に清潔な濡れた布で刺された部分をよく冷やします。冷やすことで蜂の毒の巡りが遅くなります。その間に病院に行く準備を整え、速やかに医師による処置を受けましょう。
異変を感じたら病院に行く
蜂に刺されてすぐに気持ち悪くなる、汗がたくさん出るといった症状が出ることがあります。アレルギー反応が出ている可能性があり非常に危険なので、すぐに内科やアレルギー科へ相談してください。
刺された後にとくに体に異変がなかったとしても、数日後に不調が現れるケースもあります。数日安静にし、少しでも異変を感じたらすぐに病院に行ってください。
とくにスズメバチの毒は猛毒です。救急車を呼ぶなどして、可能な限り速やかに処置を受けなければならないケースもあります。
また、治療を受けたあとも医師の指示をよく聞き、安静に過ごしてください。治療後に異変が出てくる可能性もあります。症状が気になる際は我慢せず、もう一度医師に相談しましょう。
危険が伴う蜂の巣駆除はプロにお任せ!
蜂が近づいてきやすい条件や蜂の種類について、さらに蜂に刺されたときの対処法などを解説しました。
道を歩いていて蜂に遭遇することも多いですが、自宅の近くに蜂の巣がある、庭に蜂が集まりやすいなどの悩みを抱えている人もいます。
蜂の巣の駆除はやり方を間違えると非常に危険です。蜂の巣を見つけたら手を出さず、プロに相談しましょう。
専門業者を探す際は、蜂の巣の駆除実績が多い、蜂や蜂の巣について知識が豊富な業者を選ぶことが大切です。
蜂の巣駆除センターは蜂の巣の駆除に特化した業者です。さまざまな種類の蜂の巣の駆除実績があり、イレギュラーな場合にも柔軟に対応してくれます。
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まとめ
蜂が寄って来る理由や原因について、さらに襲われたとき、実際に刺されたときの対処法について解説しました。
蜂を見かけたら攻撃せず、そっと距離を取るようにしてください。
基本的に、蜂がいきなり人を襲ってくることはありません。しかし、攻撃のターゲットとみなされると刺されたり仲間を呼ばれたりしてしまいます。
猛毒を持つ蜂に刺されると、何日間も痛みに苦しむことになりかねません。また、場合によっては命に関わる恐れもあるため、要注意です。
自宅の近くでよく蜂に追いかけられる、自宅の近くで蜂の巣を見つけた、巣は見当たらないけどブンブンと音がする…などの場合は、蜂の巣を駆除してくれる専門業者に相談するのが最善策です。
放置しておくと蜂の巣はどんどん大きくなってしまうので、早めの駆除を意識しましょう。