高い所の蜂の巣はどう対処する?軒下・屋根裏など場所別のリスクと駆除方法

高い所に蜂の巣を見つけたとき、「どうやって対処すればいいのか」「自分で駆除できるのか」と悩む方は少なくありません。特に軒下や屋根裏などの見えにくい場所にできる蜂の巣は、発見が遅れやすく、知らぬ間に危険な状況へと進行することも。本記事では、「高い所の蜂の巣」に関する具体的な発見方法・対処の判断基準・場所別のリスク・業者への依頼ポイントまでを解説し、巣を作らせないための予防策まで網羅的に紹介します。
この記事でわかること
- 高い所に蜂の巣ができやすい理由
- 高所の蜂の巣は危険?放置してはいけない理由
- 高所の蜂の巣を自分で駆除してもいいの?判断基準と注意点
目次
高い所に蜂の巣ができやすい理由

蜂は外敵から身を守り、巣を安全に維持できる場所を好んで選びます。そのため、高所は蜂にとって理想的な営巣場所となることが多く、住宅の軒下や屋根裏などに巣が作られるケースが頻発します。ここでは、なぜ高い所が選ばれるのか、代表的な営巣場所とあわせて解説します。
なぜ蜂は軒下や屋根裏に巣を作るのか?
蜂が軒下や屋根裏といった高所に巣を作るのは、外敵や人間から身を守るためです。スズメバチやアシナガバチなどは、直射日光や雨風を避けられる環境を好む傾向があり、屋根のひさしの下や換気口付近は最適な立地といえます。また、人の目が届きにくいため、営巣から巣の拡大までを安全に行えるのも大きな理由です。屋根裏であれば外気の変化が少なく、冬越しにも適しているため、女王蜂が越冬先として選ぶこともあります。このような条件が重なることで、高所は蜂にとって非常に魅力的な営巣場所になっているのです。
高所の代表的な巣の場所一覧
高い場所に作られる蜂の巣には、いくつかの定番スポットがあります。代表的なのは以下の通りです。
- 軒下やひさしの裏側
- ベランダの天井部分
- 屋根裏や天井裏
- 外壁と雨どいのすき間
- 照明や監視カメラなどの外構設備まわり
- 木の高い枝の付け根部分
これらの場所はいずれも、日差しや風雨をしのげるほか、人が直接手を出しにくいという共通点があります。また、高所にあるため巣の存在に気づきにくく、気づいたときにはすでに巣が大きくなっていることも珍しくありません。特に春から夏にかけては、こうした場所を中心に点検することで早期発見につながります。
高所の蜂の巣は危険?放置してはいけない理由

一見、手が届かない場所にある蜂の巣は「そのままでも大丈夫だろう」と思われがちですが、実は非常に危険です。放置することで被害が広がる可能性があり、特に高所にある巣は駆除作業自体にも大きなリスクが伴います。ここでは、その危険性と放置してはいけない理由を詳しく見ていきましょう。
落下・転落リスクが高い場所での駆除の危険性
高所にできた蜂の巣を自力で取り除こうとする場合、まず問題になるのが作業中の落下や転落の危険です。脚立やはしごを使用して高い場所に上る際は、バランスを崩すだけでも重大な事故につながります。さらに、蜂に刺激を与えることで一斉に襲われ、パニックになって転倒するケースも。特にスズメバチのような攻撃性の強い種の場合は、刺されることでアナフィラキシーショックを引き起こす恐れもあります。安全対策が不十分なままの駆除は、大変危険です。
蜂の種類と巣の場所による危険度の違い
蜂の巣の危険度は、単に場所だけでなく、巣を作った蜂の種類によっても大きく異なります。たとえばアシナガバチであれば比較的おとなしい性格ですが、スズメバチの場合は非常に攻撃的です。屋根裏や壁内といった閉鎖空間に巣を作る場合、人の生活空間と接していることが多く、蜂の出入り口が見えないぶん突然刺される危険性もあります。特に小さなお子様や高齢者がいる家庭では、わずかなリスクでも大きな事故につながる可能性があるため、早期の対処が重要です。
高所の蜂の巣を自分で駆除してもいいの?判断基準と注意点

高所に蜂の巣を見つけたとき、「自分で駆除すれば費用を抑えられるのでは?」と考える方は少なくありません。しかし、場所や蜂の種類によっては大変危険なケースもあるため、判断を誤ると大きな事故につながる恐れがあります。以下では、自分で駆除できるかどうかの判断基準や、駆除時の注意点について解説します。
自力で対応できるケースとは
蜂の巣がまだ小さく、働き蜂の数が少ない段階であれば、条件によっては自力での駆除が可能な場合もあります。たとえば、地上から脚立で安全に届く位置(軒下や雨どいの近くなど)にあり、周囲に人がいない時間帯に作業できる場合です。また、使用する忌避スプレーや防護服が適切に用意でき、手順を誤らずに処理できる自信があるなら、リスクを最小限に抑えられることもあります。とはいえ「簡単そう」と安易に判断せず、蜂の動きや巣の成長具合をよく観察することが大切です。
自力駆除してはいけないケース
巣がすでに大きく成長していて働き蜂が多数飛び交っている場合や、巣の場所が屋根の上・2階の軒先など高所で不安定な場所にある場合は、絶対に自力での駆除は避けるべきです。特にスズメバチの巣は攻撃性が非常に高く、防護服を着ていても集団で襲ってくる可能性があります。また、高所作業中の転落事故も多く報告されており、蜂よりも足元のリスクの方が深刻になることも。駆除中にパニックを起こし、安全な撤退ができなくなる恐れもあるため、迷った場合は必ずハチの駆除を専門に行っている業者に相談するのが安全です。
どうしても自力で処理したいときの最低限の準備
どうしても自力で駆除を行いたい場合は、以下の準備を徹底してください。まず、防護服はできるだけ全身を覆うタイプのものを用意し、隙間のないよう着用します。市販の蜂用スプレーも複数本準備しておき、十分な距離から噴射できるタイプを選びましょう。作業は蜂が最もおとなしいとされる早朝か夕方に限定し、万が一の逃走経路や避難場所も確保しておくことが必要です。加えて、作業は必ず2人以上で行い、連絡手段(携帯電話)も携帯しておくと安心です。自己判断だけで進めるのではなく、状況を冷静に見極めてください。
場所別!高い所の蜂の巣の具体的な対処法

高所にできた蜂の巣は、その場所によって発見しにくさや駆除方法が異なります。誤った対処をすると、蜂からの攻撃や転落といったリスクもあるため、場所ごとの特徴を理解しておくことが重要です。
ここでは、特に相談が多い「軒下」「屋根裏」「庭木や外構設備」に分けて、対処法を紹介します。
軒下に蜂の巣がある場合の対応
軒下は蜂にとって雨風をしのげる安定した場所であり、特にアシナガバチやスズメバチが巣を作りやすいポイントです。巣が小さなうちであれば市販スプレーで対応可能な場合もありますが、高さが2メートル以上ある場合や作業時に手が届きづらい位置にある場合は、非常に危険です。脚立での作業はバランスを崩しやすく、蜂の急襲により落下するケースもあるため、安易な自力駆除は避けるべきです。巣の大きさや蜂の数を確認し、不安があれば早めに業者へ依頼するのが賢明です。
屋根裏の蜂の巣の兆候と確認方法
屋根裏に蜂の巣ができると、発見が遅れがちです。換気口や瓦のすき間から出入りする蜂を見かけた場合、屋根裏に巣がある可能性があります。ブンブンという羽音が天井裏から聞こえる、室内に単体の蜂が頻繁に入ってくるといった兆候も要注意です。屋根裏は高温・閉鎖空間であるため、自力での確認や駆除はかなり危険です。通気口をふさぐ前に、必ず専門業者に依頼して安全確認と駆除を行ってください。
庭木や外構設備(監視カメラ・ライト周辺など)
庭木の枝や監視カメラ、照明設備の近くなども、蜂の巣ができやすい高所の一例です。とくに巣が目立ちにくい枝葉の中や、熱を持つ機器周辺の空間は、蜂にとって快適な環境になることがあります。このような場所は作業スペースが狭く、蜂に気づかれにくいために急に攻撃を受けるリスクがあります。見つけた場合は不用意に近づかず、機器の電源を落としてから、安全を確保した上で業者に対応を依頼しましょう。機器損傷や感電のリスクもあるため、プロの判断が必要です。
ハチの巣駆除を専門業者に依頼する場合のポイントと費用相場

高い所にできた蜂の巣の駆除は、危険性や作業難度が高く、自力で対応しきれないケースも少なくありません。そんなときは、蜂の巣駆除の専門業者に依頼するのがもっとも安全かつ確実です。ここでは、業者に依頼すべき判断ポイントや費用の目安、信頼できる業者の選び方について解説します。
業者に依頼すべき判断ポイント
以下のような場合は、迷わず専門業者に相談することをおすすめします。
- 巣の場所が高所で、脚立やはしごが必要になる
- 蜂の種類がスズメバチなど攻撃性が高い
- 巣のサイズが大きく、蜂の数も多い
- 小さな子どもや高齢者が家にいるなど、万一のリスクが許されない
特に高所作業は転落事故の危険が伴うため、業者のように安全対策や道具が整った環境でなければ対応は困難です。無理をして作業するより、早期にプロへ依頼した方が結果的に安全かつ経済的です。
費用相場と作業内容の目安
蜂の巣駆除の費用は、蜂の種類・巣の大きさ・場所・作業内容によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
| アシナガバチ(軒下など低所) | 8,000~15,000円 |
| スズメバチ(高所や屋根裏) | 15,000~30,000円 |
| 屋根裏・床下など特殊作業を含む場合 | 30,000円以上 |
この費用には、調査・駆除・再発防止の処理・安全対策などが含まれます。安さだけで選ばず、作業内容やアフター対応の有無も確認しましょう。
安心できる業者の選び方
信頼できる駆除業者を選ぶためには、以下のポイントに注目してください。
- 明確な料金提示があるか(追加料金の説明があるか)
- 事前の現地調査が丁寧かどうか
- 駆除後の再発防止対策や保証があるか
- 口コミや評価が高いか(Googleや比較サイトなど)
- 防除作業監督者など資格を保有しているか
特に「高所作業」や「屋根裏・床下対応」ができる業者かどうかは重要です。不明な点は事前にしっかり問い合わせ、納得してから依頼しましょう。
高所に蜂の巣を作らせないための予防策

蜂の巣を作らせないためには、蜂が嫌がる環境を整えるとともに、定期的な点検を欠かさないことが重要です。とくに高所は発見が遅れがちなため、予防対策をあらかじめ講じておくことで、巣作りを未然に防ぐことができるでしょう。
蜂が嫌がる環境づくり
蜂は、人や動物の出入りが少なく、風通しが悪く、雨風をしのげる静かな場所を好みます。軒下・屋根裏・換気口周辺などが代表的な高所の巣作りスポットです。
これらの場所を定期的に清掃・換気し、人の気配を感じさせることで、蜂の巣作りを防げる可能性があります。
また、市販されている「蜂の巣予防スプレー」や「忌避剤(ハッカ油や木酢液など)」を軒下や通気口、屋根裏の出入口などに噴霧しておくと効果的です。とくに3月〜6月の女王蜂が巣作りを始める時期に散布するのが効果的とされています。
さらに、ダミーの巣(フェイク巣)を設置することで「ここはすでに縄張りがある」と蜂に認識させ、巣作りを避けさせるという手法も有効です。
定期的な点検・巡回チェックの習慣化
高所の蜂の巣は見つけにくく、気づいたときにはすでに巨大化していることも珍しくありません。巣作りが始まる春先(3月頃)から夏(7月頃)までは、月に1回ほど軒下や換気口、屋根裏などのチェックを行うと安心です。
とくに、雨どいの裏・換気ダクト・2階ベランダのひさしなど、普段目が届かない高所は重点的に確認をしましょう。双眼鏡やスマホの望遠カメラを活用すれば、無理なく安全にチェックできます。
早期発見ができれば、自力での対応も可能となり、費用やリスクを最小限に抑えられます。
まとめ
高い所にできる蜂の巣は、発見が遅れやすく、駆除の難易度も高くなります。軒下や屋根裏といった高所は蜂にとって理想的な環境である一方、人の手が届きにくく、安全に処理するには専門知識と装備が必要です。
自力での駆除には限界があり、作業中の転落リスクや刺傷事故の危険性もあります。被害を拡大させないためにも、巣が大きくなる前の早期対処が肝心です。
蜂が高所に巣を作りやすい春から夏にかけては、定期的な点検と予防対策を行い、蜂が寄りつきにくい環境を維持しましょう。少しでも異変を感じたら、無理に自分で駆除せず、すぐに専門業者へ相談することをおすすめします。
高所の蜂の巣駆除でお困りの方は、蜂の巣駆除センターの利用もご検討ください。明確な料金設定で、安心して相談できるプロフェッショナルが対応します。














