【羽生市上手子林】コガタスズメバチの巣駆除
蜂の種類 | コガタスズメバチ |
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施工内容 | コガタスズメバチの巣駆除 |
施工箇所 | 玄関前の軒先 |
対応エリア | 羽生市上手子林 |
埼玉県羽生市上手子林のお客様から玄関前の軒先に、マーブル模様の巨大なハチの巣ができているとお電話が入りました。 2週間ほど留守にされていたとのことですが、出発する前は巣に気づかなかったとのことです。 ハチは夏場に繁殖活動が活発になり、働きバチの数もどんどん増えていくので、短期間でも一気に巣が大きくなることがあります。 お伺いして確認すると、コガタスズメバチの巣でした。 コガタスズメバチは、巣が巨大化するスピードが速いハチの1種です。 コガタといっても、オオスズメバチより小型なだけで、スズメバチの中では大きいほうです。 春になると女王バチがたった1匹で巣を作りはじめます。 この時期はテニスボールくらいの丸い巣に細い筒のようなものが付属した、逆徳利型です。 1匹で巣を守り、産卵していくので、敵から侵入されないように、細長い筒の経路があると考えられています。 産卵するとすぐに幼虫が生まれ、どんどん羽化して働きバチの数が増えていきます。 すると、働きバチが巣作りを手伝うようになり、筒状の部分は壊されて、巣がどんどん丸く、大きくなっていくのです。 そのため、わずかな期間でも巨大化することがあります。 お客様が留守をされていた夏場は特に、巣の大きさが急成長する時期です。 巣は働きバチが外を飛び回り、樹皮をかじりとって持ち帰り、唾液と混ぜて外皮を貼りながら形成していきます。 集めてくる木の皮の色で見た目にも違いが出るので、茶色や白、こげ茶などのマーブル模様ができていくのが特徴です。 コガタスズメバチの巣穴は、最初に女王バチが作った筒の先端が残ったものなので、出入り口はひとつです。 もっとも、その巣穴は大きさが変化し、日中は大きく開き、夜間は小さくなるという特徴があります。 働きバチが盛んに出入りする日中は開いていて、夜間は敵から守るために小さくなり、かつ、常に巣穴から見張りの働きバチが外を窺っている状態です。 とても警戒心が強いので、巣を駆除しようと近づいたり、駆除がはじまれば、一斉に飛び出してきて威嚇したり、攻撃してくるおそれがあります。 玄関先は人の出入りも多い場所なので、コガタスズメバチを攻撃するつもりはなくても、近づいたり通ったりするだけで刺激を受け、襲いかかられるおそれもあるので、早めに駆除することが必要です。 玄関から入るのが怖いということで、お客様は自営されているお店の方で待機されるとのことでした。 暑い時期に防護服を長時間着用して作業すると熱中症のリスクもあるので、スピーディーに作業を進めたいのですが、かなり巣が大きくなっており、数も多いと考えられるため、慎重に作業をおこないます。 ただし、コガタスズメバチの巣は出入り口が1ヶ所なので、ここを閉鎖すれば、コガタスズメバチが四方八方に飛び出てくる心配はありません。 ノズルを伸ばして出入り口に挿入し、薬剤を入れます。 しばし、そのまま耐え、出てこないようにします。 しばらく、羽音などがしますが、おさまったところで、ハチの巣を取りさり、袋の中に入れました。 袋内にも薬剤を噴霧した上で袋を閉じれば、駆除完了です。