【安城市大岡町】クマバチの巣駆除

蜂の種類 | クマバチ |
---|---|
施工内容 | クマバチの巣駆除 |
施工箇所 | 玄関付近 |
対応エリア | 安城市大岡町 |
愛知県安城市大岡町のお客様より、玄関付近でクマバチが毎日のように飛んでいるので駆除してほしいと相談を受けました。 クマバチはクマンバチとも呼ばれ、地域によって呼び方に少し違いがあります。 クマバチは一般的な蜂と異なり、黒と黄色のシマシマ模様ではありません。 全体的に黒っぽく、産毛のような毛で覆われています。 小さなクマのように見えることから、クマバチという名がつけられました。 お客様の話では、クマバチが玄関付近を飛び回っているのに、巣が見当たらないそうです。 なぜ、巣が見つからないのでしょうか。 クマバチは、昆虫界のキツツキという呼び名も持っています。 これは、木を顎で削って穴を掘り、木の中に巣を作るためです。 スズメバチやアシナガバチ、ミツバチなどは形がある巣を作りますが、クマバチは木の中に棲みつくのが特徴的です。 山の中の木をはじめ、庭の植木、さらに木造の建物の材木にも穴が掘られてしまうので注意しなくてはなりません。 蜂の巣というと、丸いボール状のものや、ハスの花のような形をイメージするのが一般的です。 そのため、仮にクマバチが飛び回っていても、巣が見当たらないと不思議に思われる方が珍しくないのです。 今回のケースでは、住宅の木材に穴を掘って巣を作っており、知識がない方が巣を見つけるのは非常に困難と言えます。 具体的には、玄関のガラス窓に配された格子の太い木に巣が作られていました。 クマバチは比較的古い木を好みます。 古い木は化学的なにおいがほとんどせず、自然の木に近いためです。 また、柔らかくなっていて巣が作りやすいというのもあるでしょう お客様に確認したところ、築年数が60年以上は経過しているとのことで、巣を作られてしまうのも納得と言えます。 いずれにしても、住宅の一部に巣を掘られてしまうのは好ましくありません。 クマバチの巣の駆除が必要なのは、「住宅が傷むことを防止する」ためとされています。 クマバチは比較的おとなしい性格で、人を刺すことはあまり多くありません。 しかし、巣を放置すると木材が空洞化し、劣化を早めることにつながりかねません。 そのため、クマバチの巣を駆除するとともに、穴を埋める作業を同時に行うことが大切なのです。 巣穴に薬剤のノズルを入れてスプレーし、クマバチや幼虫を弱らせます。 死骸をそのまま残してしまうと木材の中で腐り、アリなどが群がる原因となるため、中から取り出す必要があります。 今回のケースでは、ピンセットや細い道具を使い、木材の内部を傷つけないよう、慎重に取り出しました。 その後、木工パテなどを注入し埋めました。 穴が空いたままでは、そこから雨水が入り込んで雨漏りを起こす可能性があります。 木を弱らせるほか、再び外に飛び回っていたクマバチが戻ってきて棲みつくことも珍しくありません。 穴を塞いだら、今度は防除措置を行います。 これは、近くにまた巣を作られないようにするためです。 格子の木を中心に、クマバチが嫌うにおいを放つ竹酢液のスプレーをし、作業は完了となります。