【草加市清門町】クマバチの巣駆除
蜂の種類 | クマバチ |
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施工内容 | クマバチの巣駆除 |
施工箇所 | 物置 |
対応エリア | 草加市清門町 |
埼玉県草加市清門町のお客様より、物置近辺でクマバチがたくさん飛んでいるけれど、巣が見当たらないので点検してほしいとご相談をいただきました。 クマバチは他のハチとは異なる巣を形成するため、知識がないと探せないことが多いです。 知識があっても、巣を見つけるのは困難かもしれません。 クマバチは黒い毛に覆われた熊のような見た目のハチですが、木に穴を掘って巣にします。 スズメバチのようにボール状の大きな巣を作ったり、ミツバチのようにひだ状の巣を作ったり、アシナガバチのようにシャワーヘッド状の巣を作ることはありません。 昆虫界のキツツキという呼び名があるほどで、顎で木を砕いて穴を掘って棲みつき、産卵して幼虫を育てるのが大きな特徴です。 自然界では山の中や林などの木に巣を作りますが、人間が暮らす場所にやってきたクマバチは庭の植木をはじめ、木造建物の木材などにも巣を作ることがあります。 特に築年数が経過した木造の建物は狙われやすいです。 今回は物置近辺ということですが、物置そのものは鉄骨にトタンを張った構造でした。 ですが、内部に木材で収納棚が構築されており、すでに30年以上は使っているといいます。 物置も老朽化が進んで隙間ができていて、扉を閉めても少し隙間ができるような状態であったため、この隙間からクマバチが出入りしたようです。 物置の中は雨風、直射日光を避けることができ、暑さや冷えなどもしのぎやすいので、クマバチにとっては快適な環境です。 しかも、かなり太い木材があったので、巣を作るのにちょうどいいと思ったのでしょう。 木材のどの部分に穴があるのか、飛び回っているクマバチの様子をしばし観察して見極めます。 クマバチが出入りしている場所がわかったので、防護服を着た上で、その場所に近づいてみました。 すると、木材に小さな穴が空いています。 1匹のクマバチが出てきたので、場所は比較的早く特定できました。 まずは周辺を飛んでいるクマバチに薬剤をスプレーして、駆除します。 巣を駆除している際に攻撃されるのを避けるためです。 クマバチはおとなしく、滅多なことでは人を刺しませんが、巣を攻撃されるとなれば襲ってくるおそれがあります。 周囲のクマバチを駆除した上で、巣穴に取りかかります。 巣穴はひとつで、クマバチが通る程度の穴のため、薬剤を入れて出入り口をふさいでしまえば、中にいるクマバチの幼虫や女王バチ、働きバチなどは比較的すぐに駆除が可能です。 薬剤を入れてしばらく出入り口を封鎖し、死んだ頃を見計らって、今度は穴からクマバチの死骸を取り出します。 ピンセットでつかみ出すには狭い穴なので、金属のスティック状の道具でかき出しました。 お客様とご相談の上、穴をパテで埋め、戻りバチが再び棲みつかないようにします。 外から帰ってきたクマバチが別の場所に巣穴を掘るリスクもあるので、ハチが苦手とする匂いを放つ竹酢液のスプレーを作って木材に吹きかけ、物置の出入り口や外装にも噴霧しました。