【所沢市旭町】コガタスズメバチの巣駆除
蜂の種類 | コガタスズメバチ |
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施工内容 | コガタスズメバチの巣駆除 |
施工箇所 | 敷地内の木 |
対応エリア | 所沢市旭町 |
埼玉県所沢市旭町のお客様から、お宅の敷地内の木に花瓶をひっくり返したような変な形の巣らしきものがあるとご相談をいただきました。 花瓶をひっくり返したと伺い、ピンときました。 おそらく、コガタスズメバチの初期の巣の形状だと推測できます。 コガタスズメバチは春になり、暖かくなると、女王バチが1匹だけで巣を作りはじめます。 1匹で作るので丸い部分は大きくできず、しかも、先の方はすぼまり、細い筒のようになっているのです。 お客様は花瓶をひっくり返した形と表現されましたが、一般的には女王バチがコツコツ作っているコガタスズメバチ初期の巣のことを、逆さ徳利型と呼んでいます。 この筒の部分が出入り口になっているのですが、女王バチが1匹の間は敵から攻撃を受けても防衛力が低いため、敵が侵入しにくいように、出入り口が細い形状をしているなどと考えられてきました。 丸い部分で卵を産み、ほどなく働きバチが羽化します。 どんどん生まれてくるので巣が狭くなり、先の細い筒の部分は破壊されます。 花瓶や徳利の形の時は、丸い部分は薄い縞模様がついている程度です。 ですが、働きバチが巣作りをはじめると、丸い部分がどんどん覆われていき、マーブル状になって球形化していきます。 働きバチはどんどん増えるので、巣が形成されるスピードもアップします。 そのため、春から6月頃は小さい花瓶や徳利をひっくり返したような形状だったのが、7月にもなれば、巨大なマーブル模様の球状の巣に変貌してしまうのです。 今回の巣は徳利型の初期の巣なので、中には女王バチと卵や幼虫がいる程度で、羽化した働きバチは数える程度でしょう。 そのため、駆除は比較的安全にできます。 逆徳利型なら、女王バチくらいしかいないなら、そのままにしても大丈夫ではありません。 女王バチがいるからこそ、早い段階で撤去することが大切です。 女王バチはハチの中では最高の権力と能力を与えられたハチです。 ハチの種類によりますが、1匹の女王バチが数百から数千もの卵を産み、働きバチへと成長していきます。 そうなれば、巣も巨大化しますし、巣を撤去しようとすれば、大群で襲いかかってくるおそれがあります。 ハチは1匹が刺すと、その毒の匂いや殺気だった状態に触発されて、一気に襲いかかってくるケースが多いです。 そのため、巣が巨大化し、大群が形成されないうちに駆除しておくことが大切です。 早い段階なら駆除も、刺されるリスクが低く、比較的安全かつスピーディーに終わります。 専門業者に駆除を依頼する場合の料金も安く抑えられるので、巣は見つけ次第、駆除を依頼しましょう。 逆徳利型の巣は、出入り口が1ヵ所しかありません。 そこで、この出入り口にノズルを入れて、薬剤を投入します。 出入り口を封鎖してしばらく待つと、内部で女王バチや卵、幼虫やすでに羽化した働きバチなどが死滅します。 薬剤を入れた当初は、女王バチなのか、動き回るような羽音もしていましたが、静かになったので撤去をおこないました。