【津島市今市場町】ヒメスズメバチの巣駆除
蜂の種類 | ヒメスズメバチ |
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施工内容 | ヒメスズメバチの巣駆除 |
施工箇所 | ウッドデッキの中 |
対応エリア | 津島市今市場町 |
愛知県津島市今市場町にお住まいのお客様より、依頼のお電話が入りました。 梅雨が明け、久しぶりにウッドデッキでバーベキューをしようと思ったら、大きな蜂が飛んできて、ウッドデッキが使えないとのことです。 多くの蜂は、毎年春になると巣づくりを始め、女王蜂が産卵します。 そして、初夏から夏にかけて働き蜂が羽化し、活動が活発化するという特徴があります。 これに対し、梅雨時期はウッドデッキの使用頻度がやや少なくなる点に注意が必要です。 人間が出入りする機会が減ってしまうため、知らない間に巣を作られてしまうことが多いからです。 また、ウッドデッキは天然の木を用いている場合がほとんどで、蜂にとっては好ましい環境となります。 雨風をしのげるうえに、直射日光も入りません。 野鳥などの天敵からも見つからず、襲われる心配も少ないです。 蜂は小さいので、わずかな隙間からでもウッドデッキの下に入り込めます。 そのため、気づかないうちにウッドデッキの中に巣が作られ、働き蜂が羽化して活動が活発になってから気づく方も少なくないのです。 お客様から連絡を受け、スケジュールを確認した後、すぐにご自宅にお伺いしました。 ウッドデッキの周囲を確認すると、飛び回っているのはヒメスズメバチでした。 ヒメスズメバチの性格は比較的おとなしく、積極的に人を刺すことはそこまで多くありません。 しかし、巣を駆除するとなれば、巣や女王蜂、幼虫を守ろうとして働き蜂の大群が襲い掛かってきます。 そのため、慎重な作業が必要になると考えました。 ウッドデッキは、構造や高さによっては中に入れないため作業が難しい場所とされています。 実際にウッドデッキの高さを確認すると、どうにか潜り込めそうな構造だっただめ、そのまま作業を進めることにしました。 まずは、燻煙剤を使って駆除を行います。 完全防備のうえ、ウッドデッキの下を覗き、巣の位置を確認しました。 巣に届く長さの棒を用意し、燻煙剤をくくりつけます。 そして、棒を巣に近づけたうえで、燻煙を行いました。 驚いたヒメスズメバチが飛び出してきますが、煙の効果で徐々に弱っていき、最終的には息絶えます。 最後の力を振り絞って襲われないよう、燻煙後は離れたところで見守ります。 ヒメスズメバチの動きがなくなったところで、今度はウッドデッキの下に潜り、ヒメスズメバチの巣を切り離して袋に詰めました。 さらに、ウッドデッキの下や外側に落ちた死骸も、できる限り回収します。 このとき、毒針が残っている個体も多くあります。 もし回収しそびれると、お客様が何かの拍子に毒針に触れてしまう危険性があるため注意が必要です。 また、死骸にアリやダンゴムシなどがたかり、庭の環境が悪化してしまう可能性があるのも、回収作業に力を入れている理由のひとつになります。 最後に、ウッドデッキの内部や周囲に、蜂が嫌うにおいがする木酢液を薄めたスプレーを撒きました。 これは、外にエサを取りにいっていたヒメスズメバチが戻ってきて、再び巣が作られないための防除措置です。 室内で待機していただいていたお客様にご報告したところ、「これで安心してウッドデッキで食事が楽しめる」と喜んでいたご様子でした。