【鎌倉市今泉】アシナガバチの巣駆除
蜂の種類 | アシナガバチ |
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施工内容 | アシナガバチの巣駆除 |
施工箇所 | 窓の上 |
対応エリア | 鎌倉市今泉 |
神奈川県鎌倉市今泉のお客様から、ご自宅の窓の上のほうに、アシナガバチが巣を作ったようだと駆除依頼が入りました。 アシナガバチは、春の暖かさが増してくる4月中旬ごろになると越冬した女王バチが目覚め、樹液などで栄養を補給しながら巣作りの準備を始めます。 梅雨時期の6月ごろから女王バチが1匹で巣を作り始め、産卵して幼虫が生まれます。 この時期の巣は非常に小さく、普通に過ごしていると気付きにくいです。 1ヶ月ほどの短期間で働きバチが羽化し、巣作りを行うようになり、エサを取ってきて幼虫の世話を行います。 こうなると巣が一気に大きくなり、働きバチの数も増えていきます。 7月上旬から8月上旬にかけて、女王バチは働きバチに巣作りや幼虫の世話をバトンタッチし、産卵に専念できるようになり、ますます働きバチの数が増えるので要注意です。 アシナガバチは、家庭菜園の野菜や庭木などの葉を食べてしまうアオムシやイモムシなどを食べてくれる益虫であり、性格もおとなしく、スズメバチのように人を襲ってくるようなことは通常はありません。 ですが、7月下旬~8月中旬にかけては巣がもっとも大きくなり、働きバチも増える上、産卵する女王バチや幼虫を守ろうと警戒心が高まります。 そのため、アシナガバチに刺されるリスクも高まるので注意しなくてはなりません。 アシナガバチはスズメバチのように毒性こそ強くはありませんが、刺されたときの痛さはスズメバチ以上ともいわれています。 アナフィラキシーショックのリスクもあるので、アシナガバチだから大丈夫だろうと、真夏の活発な時期に巣を駆除しようとするのは大変危険です。 そのため無理をせず、ハチ駆除業者に依頼しましょう。 今回は時期的にアシナガバチの活動がもっとも活発になり、かつ攻撃性も高まるシーズンの駆除依頼でした。 この時期は駆除すべきアシナガバチの数も多い上、刺される危険性も高く、さらに猛暑の中で防護服を着用しての作業となるため、心身ともに大変な作業となります。 巨大化したアシナガバチの巣は、スズメバチの巣と異なり複数の巣穴が見える構造となっており、気持ち悪さや恐怖も感じますので、お客様の心配を速やかに解決して差し上げたいところです。 巣の位置が窓やベランダとも近いため、うっかり室内に入り込んで刺されるリスクも高く、速やかに駆除しなくてはなりません。 巣穴が1つしかないハチの巣であれば、巣穴にノズルを入れて薬剤を一気に入れることもできます。 ですがアシナガバチの巣は、ハスの実のようにいくつも巣穴が露出しているため、巣の全体をおおうような燻煙剤を長い棒にくくりつけて、離れた場所から燻煙を行いました。 燻煙すると一気に巣から働きバチが出てきますが、距離が2メートルほど離れていれば、襲われる前に燻煙の効果でどんどん死んで落ちていきます。 巣が落ち着いたところで巣を切除して、袋に詰めました。 落下した死骸も集めて袋に入れ、もう一度薬剤を噴霧して封を閉じます。 巣がないことがわかると、外に出ている戻りバチが暴れまわるリスクがあるため、ハチが苦手とする木酢液を周囲にスプレーしました。 1週間程度は、窓の開け閉めなどに気を付けていただくようお客様にアドバイスし、作業は完了です。