【飯能市永田台】コガタスズメバチの巣駆除
蜂の種類 | コガタスズメバチ |
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施工内容 | コガタスズメバチの巣駆除 |
施工箇所 | 屋外倉庫 |
対応エリア | 飯能市永田台 |
埼玉県飯能市永田台のお客様から、屋外倉庫にろくろを逆さづりにしたような気持ち悪いものがぶら下がっているとご相談をいただきました。 電話口で形状をお伺いしただけで、時期的にも、コガタスズメバチの初期の巣だと判断できました。 すぐにお伺いして確認させていただいたところ、やはり、コガタスズメバチの巣です。 コガタスズメバチは5月ごろになると、女王バチが1匹だけで巣を作りはじめます。 その時期の巣が、このろくろのような気持ちの悪い形の巣です。 逆徳利型と表現されることが多いのですが、上は丸くて下が細長い筒状になっています。 徳利やろくろ、花瓶などをひっくり返してぶら下げたような感じです。 上の丸い部分の内部に50程度の房室が作られていて、そこに女王バチが産卵します。 下が細長くなっているのは、産卵中や幼虫が育つ間、敵の侵入を阻むためと言われています。 やがて、幼虫が育って羽化すると、働きバチとなって女王バチに代わって巣作りをはじめます。 すると、どんどん巣が大きくなり、先端の細い部分も壊されて、丸く大きくなっていくのです。 働きバチが羽化しはじめると、一気に100、200と増えていくので、巣は短期間でもどんどん大きくなります。 夏には巣の直径は30cmほどになり、働きバチの数も1000匹程度におよぶこともあります。 こうなっては駆除も大変ですし、屋外倉庫に出入りするだけでも巣が狙われていると勘違いされて、襲われる恐れもあるので危険です。 コガタスズメバチは滅多なことでは襲わない気質ですが、巣を狙われるとなれば話は別です。 スズメバチである以上、刺されると痛く、大きく腫れることがあるので注意しなくてはなりません。 そのため、早い段階で気づいて駆除することが懸命です。 今回はもっとも初期の段階である、逆徳利型の段階です。 内部には女王バチと卵や幼虫程度しかおらず、仮に働きバチが羽化していても少数しかいません。 この段階なら、駆除もスムーズですし、比較的安全にできます。 コガタスズメバチの数は少ないといっても、女王バチは働きバチの倍くらいの大きさがあり、毒ももっているので刺されては大変です。 ともあれ、逆徳利型の巣は出入り口がひとつしかなく、細いので、ここにノズルを入れて薬剤を挿入すれば、基本的には一撃で一網打尽にできます。 防護服を着用の上、ノズルを入れて薬剤を噴霧しました。 しばらく出入り口をふさいでいると、羽音などが聞こえましたが、ほどなく静かになりました。 静かになったところで巣を切除して、袋の中に入れ、念のために薬剤を噴霧してから袋を閉じます。 大きな巣になると、外に飛び回っている働きバチが戻ってくるので、その駆除も必要です。 ですが、初期の逆徳利型の巣の場合、戻りバチもいないので、これで駆除作業は完了です。 短時間でスピード駆除できたので、お客様にも喜んでいただけました。 お子様が珍しそうに袋の中の巣をのぞき込んでいるのが印象に残っています。