【西東京市保谷町】クマバチの巣駆除

蜂の種類 | クマバチ |
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施工内容 | クマバチの巣駆除 |
施工箇所 | アパートの廊下 |
対応エリア | 西東京市保谷町 |
東京都西東京市保谷町でアパートを経営している方から、定期清掃をしていたらアパートの廊下でクマバチらしき蜂が何匹も飛び回っているので調査しにきてほしいとの連絡をいただきました。 巣らしきものは見当たらないけれど、大量の蜂が飛び回っており、住人の方に何かあると責任問題になるので困るとのことです。 さっそくお伺いすると、確かにクマバチでした。 お客様は、ゴキブリやハエなどの害虫駆除はよくされるそうですが、蜂は危険なのでプロにお任せするのが基本とのことです。 そのため、クマバチの名前は知っていても、どんなところに巣を作るかはわからないとのことでした。 クマバチは形のある巣ではなく、樹木や木材に穴を掘って巣にするとお話しすると、非常に驚いていらっしゃいました。 それと同時に、木造のアパートが傷んでしまうのではと心配されます。 クマバチが木造の建物に巣を作る場合、比較的築年数の経過した家屋やお寺などを選ぶことが多いです。 新築の木材より、自然の香りがするからかもしれません。 お客様にお伺いすると、築40年ほど経過しているとのことでした。 アパートは昔ながらの木造で、外廊下にも3本ほど柱が入り、そこに柵が設置されている構造です。 クマバチが飛んでいる場所を中心に調査すると、柱に4つほど穴が空いていました。 これらはそれぞれ貫通しているはずです。 今回のご依頼では、形ある蜂の巣とは異なり、蜂の巣そのものを撤去することができません。 アパートの柱の中にクマバチや幼虫の死骸が残されたままだと、そこに虫が群がり、木材の中が腐ってしまうおそれがあります。 このような背景を頭に入れたうえで、作業を開始しました まず、巣の構造を考え、下の3つの穴に袋を装着しました。 そして、一番上の穴にノズルを差し込んで出られないように塞ぎながら、薬を噴射します。 すると、中にいたクマバチの成虫が次々に別の穴から飛び出してきますが、袋の中に落ちていき、そこで息絶えるため大きな問題はありません。 ここで問題になるのは、まだ羽が生えておらず飛べない幼虫や、卵の死骸をどうするかです。 穴が比較的大きかったので、まずは細い棒を入れて中に詰まっているものを落としてみます。 少し、袋の中に入りました。 そこで、袋をすべて回収して、いったん封を閉じます。 その後、ハンドクリーナーに細いパイプ製のノズルを装着し、まずは一番上の穴から内部に入れこんで吸引しました。 しばらくたった後、別の細いノズルに付け替えて残りの3つの穴も吸引したところ、中に詰まっていたものを取ることができました。 クマバチはおとなしい蜂なので、刺されるリスクよりも、むしろ、駆除に手間と時間を要するのが大変なところです。 掃除をしても終わりではなく、穴を塞ぐ必要があります。 このままでは柱が腐ったり、空洞化して劣化が進んだり、雨漏りなどのリスクもあるためです。 お客様にご相談したところ、すぐに工務店を呼んで対応するとのことでしたので、こちらとしても安心しました。