【世田谷区赤堤】アシナガバチの巣駆除
蜂の種類 | アシナガバチ |
---|---|
施工内容 | アシナガバチの巣駆除 |
施工箇所 | アパートの廊下 |
対応エリア | 世田谷区赤堤 |
東京都世田谷区赤堤でアパートを経営している方から、廊下にできてしまったアシナガバチの巣を駆除してほしいという連絡をいただきました。 アシナガバチは全体的に黒っぽく、スリムで長い脚が垂れているのが特徴です。 ケムシや青虫などを食べるので、畑や庭木が多い場所にやってきます。 電話でスケジュールを調整し、連絡を受けた翌日の13時にお伺いすることになりました。 作業当日、実際にアパートに伺うと、周囲に樹木が配されていました。 これは、アシナガバチが好む環境です。 野菜や樹木の枝葉などを食い散らしてしまうケムシや青虫を食べてくれるので、アシナガバチは益虫にあたります。 性格も穏やかなので、こちらから刺激を与えない限り、襲ってくるようなことはほぼありません。 しかしアパートの廊下は、住人の皆様が毎日行き来する場所です。 巣を作られてしまうと、蜂に刺される可能性が高まるので放置するのは好ましくありません。 また、外で洗濯物を干したりする際に、うっかり手で払ったりしてしまうと刺されるリスクもあります。 アシナガバチは攻撃的な性格ではないものの、毒性は比較的強いです。 そのため、もし刺されてしまうと大きく腫れ上がります。 数日程度、腫れが引かないこともあるので注意が必要です。 巣の形状は、見るとすぐにアシナガバチの巣だとわかる独特な形をしています。 ハスを返したような、シャワーヘッドのような形状です。 巣穴も複数あり、また外皮に覆われていないので巣の中が見えるのも特徴的です。 女王バチが産卵した幼虫が働き蜂になる7月頃になると、より活発に動くようになります。 これに加え、アシナガバチの幼虫を狙って、ヒメスズメバチという大きな蜂がやってくることもあるので注意しなくてはなりません。 ヒメスズメバチは、一度狙いをつけると何度もやってくるので、ヒメスズメバチ対策も講じなければなりません。 そのため、アシナガバチの巣を見つけた場合、なるべく早めに駆除した方が良いと言えるでしょう。 アシナガバチを駆除する際は、巣穴が1つではないので、全体的に薬剤を噴霧する必要があります。 実際には、まずアシナガバチの成虫を殺虫剤で弱らせました。 その後巣を切除し、専用の袋に入れて撤去しました。 このとき、餌を求めて外を飛び回っている働き蜂が戻ってくるのを待つことも重要です。 このような戻り蜂にも薬剤を噴霧し、可能な限り駆除を行いました。 なお、アシナガバチの巣は、雨風がしのぎやすい場所に作られるケースが多いです。 草むらの中や低木の近くをはじめ、アパートの軒下やひさしの下などによく見られます。 また、ベランダの下やエアコンの室外機の中などに作られることもあるので注意が必要です。 我々は、アパートの廊下の他にも巣が作られていないか点検しましたが、今回は廊下だけでした。 アシナガバチの巣は1年限りの使い捨てですので、女王バチを駆除すれば、その年に再び蜂が棲みついてしまうようなことは基本的にありません。 駆除が終わった後、管理人の方に作業が完了したことを報告したところ、大変満足されていました。 たまたま帰宅された住人の方にも、これで安心して廊下を通れるとおっしゃっていました。