【船橋市東町】クマバチの巣駆除
蜂の種類 | クマバチ |
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施工内容 | クマバチの巣駆除 |
施工箇所 | 敷地内の木 |
対応エリア | 船橋市東町 |
今回は、千葉県船橋市東町にお住まいのお客様から、自宅の敷地内の木にクマバチの巣ができてしまったというご相談を受けました。 ほかのハチよりも見た目が大きく、羽音が大きいクマバチは恐怖を感じるお客様も多いので、すぐに巣の駆除に向かいました。 クマバチはその名の通り熊のような、ずんぐりとしたシルエットが特徴ですが、見た目に反して大人しい性格をしています。 花の花粉や蜜などを集めるハナバチの一種で、肉食性のハチと比べると攻撃性はそれほど高くないハチです。 メスを探す時のクマバチのオスは、空中であまり動かずに止まって見えるホバリングという飛行動作をすることもありますが、威嚇行為とは異なります。 こちらから何もしなければ被害を及ぼすことはないので、無理に駆除する必要は感じないかもしれませんが、そんなことはありません。 クマバチの巣はハチの巣と聞いてイメージする球体が見えることはなく、柔らかい木に穴を開けて巣を作ることが特徴です。 このため、外から見ても巣があることがわかりにくいので、内部では30~40cmほどの大きさになっていることもあります。 木造住宅の基礎などに巣を作られてしまうと、家屋の耐久性が落ち、台風などの際に倒壊する可能性もあり、とても危険です。 しかも、クマバチは一度作った巣穴を長年使いながら数を増やし、複数の巣穴をエリア内に作ることがあります。 今回は木の幹なので問題ありませんが、ハチが増えてくると別の巣穴を住宅の木材に作ってしまうかもしれません。 このため、クマバチの巣ができてしまった場合には、できるだけ早めに取り除く必要があるでしょう。 クマバチは、先ほども言った通り温厚はハチで、毒針を持って人を指すのはメスバチだけで、オスは針を持っていません。 毒性はスズメバチなどよりも弱いですが、刺されるとアナフィラキシーショックを起こす人もいるので刺激しないようにしましょう。 また、クマバチが子どもを産み、活発に活動する5~10月頃は攻撃的になる可能性もあるので注意が必要です。 巣を駆除するとなるとどうしてもクマバチを刺激してしまうので、装備は他のハチと変わらず万全にして臨みます。 防護服と防蜂ネットに加えて、巣に噴射するための殺虫スプレーを用意しました。 夜間に巣を照らす懐中電灯には、巣から出たハチが向かってこないように赤いセロハンを被せておきます。 また、今回の巣は木の高いところにあったためハシゴを用意し、落下しないように注意して行いました。 昼頃にお宅に伺って巣の場所を確認し、実際の駆除を行ったのはハチが巣に戻っている夜間でした。 巣穴に近付いて殺虫スプレーをハチが出てこなくなるまで、15秒程度を目安に噴射します。 その後、細い棒やピンセットを使ってハチの死骸をあらかた取り除いたら、木工パテで穴を塞いで完了です。 夜までかかったものの、駆除自体は2~3時間程度で完了し、お客様も安心して大変感謝していただけました。 お子さんもいるご家庭だったので、もし刺されてしまったら大変です。 また、住宅に巣を作られてしまって被害が及ぶ前に対処できて良かったと思います。