【牛久市上太田町】ヒメスズメバチの巣駆除
蜂の種類 | ヒメスズメバチ |
---|---|
施工内容 | ヒメスズメバチの巣駆除 |
施工箇所 | 敷地内の木 |
対応エリア | 牛久市上太田町 |
茨城県牛久市上太田町のお客様から、自宅の敷地内の木のウロにハチがたかっているから、巣がないか調べてほしいとご連絡をいただきました。 木のウロは野鳥が巣を作ったり、ミツバチやスズメバチが巣を好んで作ったりするほか、カブトムシやクワガタなど、さまざまな昆虫に人気ある場所です。 雨風をしのげ、天敵などにも見つかりにくく、閉鎖空間で暖かく過ごしやすいからです。 樹液も出るので、カブトムシやクワガタにとってはエサも得られる快適な場所といえます。 お伺いして、飛んでいるハチを確認するとヒメスズメバチでした。 ヒメスズメバチはヒメという名がついた由縁か、おとなしく、攻撃性は強くありません。 もちろん、巣を攻撃されるなど刺激を与えれば、襲ってくる可能性はあります。 ヒメスズメバチは巣の規模や群れの数が、他のスズメバチより小さいのが特徴です。 スズメバチといっても幾つも種類があるのですが、ヒメスズメバチの場合、群れの数は10~80匹程度と少ないです。 そのため、巣も大きくなっても10cm程度と、他のスズメバチやミツバチの巣に比べて小ぶりになります。 巣が巨大化しないため、空間が狭い閉鎖的な場所に巣が作られます。 敵に狙われると大群で攻撃できないので、敵に見つからないような場所を好むのかもしれません。 そのため、自然界であれば、木のウロなど、住宅であれば、戸袋や屋根裏、床下や壁の隙間などが狙われやすいです。 攻撃性の高いスズメバチであれば、ウロに巣があると予測を立てた上ですぐにでも薬剤を噴霧しにかかるのですが、今回はヒメスズメバチでしたので、防護服を装着の上で、巣の形状や大きさを確認することにしました。 脚立をかけて、ウロと同じ高さに昇るとウロの中にハスの形のような8cmほどの巣ができていました。 7月でそろそろハチの数も増えていく時期ですので、50匹ほどはいるかもしれません。 日中なのでエサをとりに外を飛び回っているヒメスズメバチもいるので、巣内にはそこまでの大群はいないと思われます。 そこで、まず、巣に薬剤を噴霧することにしました。 大きなクヌギの大木にダメージが加わらないよう、木への影響はできるだけ抑えられる成分の薬剤を選びました。 木のウロにはなるべくかからないよう、巣をめがけて噴霧します。 巣の出入り口が1ヶ所だけの巣の場合、出入り口にノズルを差し込んで集中的に駆除もできますが、ヒメスズメバチの巣はハスの形のように穴が幾つも空いているので、全体的に噴霧する必要があります。 薬剤がかかると驚いたヒメスズメバチが中から飛び出してきたり、苦しみながら、こちらに向かってきたりすることも少なくありません。 ただし、薬の影響で弱って落ちていくので、近寄ってきたら、手元のスプレーを噴きかければ、襲われることはほぼありません。 巣から出てくるヒメスズメバチがいなくなり、周囲を飛び回るヒメスズメバチや戻りバチもいなくなった段階で、木のホラから巣を切除しました。