【羽生市南羽生】コガタスズメバチの巣駆除

蜂の種類 | コガタスズメバチ |
---|---|
施工内容 | コガタスズメバチの巣駆除 |
施工箇所 | 屋外倉庫 |
対応エリア | 羽生市南羽生 |
埼玉県羽生市南羽生のお客様から屋外倉庫の天井の桟に、巨大なハチの巣がぶらさがっていると駆除依頼が入りました。 どのような形状か電話口で確認したところ、マーブル模様でデコボコしているとおっしゃいます。 形状から、おそらくコガタスズメバチであろうと推測されました。 コガタスズメバチは攻撃性は高くないものの、刺激を与えれば襲ってくるおそれはあります。 巨大化した巣の中には大量のコガタスズメバチがいる可能性があるため、お客様には近寄らないようにして、お待ちいただくようお願いしました。 ご連絡いただいた日のうちにお伺いし、確認させていただくと、やはり、コガタスズメバチの巣でした。 コガタスズメバチは5月に入る前後に女王バチが1匹で、巣を作りはじめます。 この時期の巣は小さく、逆徳利型をしています。 筒状の細い出入り口は敵が侵入しにくい構造とされ、女王バチは自分1人で巣の形状で防御しながら、産卵していくのです。 働きバチが羽化すると、女王バチに代わって巣を作りはじめます。 辺りを飛び回って樹皮をかじりとって集めてきます。 樹皮と唾液を混ぜたものを貼り付けていくと、今回のようにマーブル模様のデコボコした巣ができていくのです。 どんどん丸く大きくなり、バレーボールやバスケットボール大くらいまでになります。 今回は、直径にして20cmくらいでした。 まだまだ大きくなる可能性があるので、少しでも早めに気づいて駆除しておくことが安心です。 防護服を着用の上、長い柄がついた噴霧器で、ノズルを伸ばして巣の出入り口に入れます。 コガタスズメバチの巣は、幾つも出入り口があるハスのような形状ではなく、出入り口はひとつだけです。 最初に女王バチが作った逆徳利型の筒の先端部分が、そのまま巣穴になっています。 そのため、ここから薬剤を挿入し、かつ、ここを塞いでおけば、巣の中にいる働きバチや女王バチ、幼虫などを全滅させることが可能です。 薬剤を入れながら、そのまま出入り口を封鎖してしばし待ちました。 コガタスズメバチが苦しみながら暴れまわっているような羽音が、ブンブンと聞こえますが、しばらくするとおさまって静かになっていきます。 この間、外から戻ってきた働きバチが周囲を飛び回るので、手元のスプレーを噴きかけて駆除します。 戻りバチの姿も見られなくなったら、ハシゴに登り、巣に袋をかけた状態にして、巣を切除しました。 巣が袋の中に入るので、まだ生き残りがいないよう、最後の一撃ということで、薬を噴霧してから袋を封印します。 戻りバチの死骸が倉庫の下などに落ちているので、これを回収していきます。 コガタといっても、ミツバチなどに比べると大きなハチなので、死骸も大きいです。 死骸でも毒針が飛び出したり、毒液が付着したりするおそれがあるので、お客様が被害に遭われないよう、丁寧に回収をおこないました。 死骸も袋に入れた上で、念のため薬剤をスプレーしてから封印し、コガタスズメバチの駆除は完了です。