【調布市柴崎】アシナガバチの巣駆除
蜂の種類 | アシナガバチ |
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施工内容 | アシナガバチの巣駆除 |
施工箇所 | 屋根の下 |
対応エリア | 調布市柴崎 |
東京都調布市柴崎のお客様から、屋根の下にアシナガバチが巣を作ったようだが駆除した方が良いかというご相談を受けました。 アシナガバチが飛んでいても、スズメバチのような攻撃性はないためスルーしてしまう方も多いかもしれません。 確かにアシナガバチは狂暴ではなく、特に刺激をしない限り攻撃してくることはありません。 アシナガバチは益虫でもあり、庭木についているケムシやクモなどを食べてくれるので、虫が多いお庭ではありがたい蜂とも言えます。 ただし、どれほどの効果があるかが目に見えて感じるほどではありません。 近くの山林から飛んでくるくらいなら問題ありませんが、自宅内に巣がある場合、放置するのは好ましくありません。 アシナガバチの巣は、ハスやシャワーヘッドのような形をしており、穴がいくつも開いています。 その巣穴の中に女王バチが卵を産み、ほどなく幼虫が生まれて働き蜂へと成長していきます。 気をつけたいのは、アシナガバチの幼虫を狙って、ヒメスズメバチが寄ってくることです。 ヒメスズメバチは、巣穴に口を突っ込みアシナガバチの幼虫を噛み潰し、ヒメスズメバチの幼虫に与えるために栄養分だけを吸い取って運んでいきます。 アシナガバチの働き蜂を襲うことはほぼありません。 働き蜂が幼虫に餌を与え、元気に育つのを待ち、その幼虫の栄養素をもらっていくのです。 そのため、一度アシナガバチの巣を見つけると、何度もやってくるようになります。 ヒメスズメバチも、スズメバチの中ではおとなしく、攻撃的ではありません。 ですが、アシナガバチに比べれば毒性が強いので、庭先で飛び回られるのは避けたいところです。 特に攻撃したつもりはなくても、手で軽く払っただけで敵意を抱かれる可能性は十分にあります。 お客様に、もし不安なら駆除した方が良いですよとご案内したところ、駆除してほしいとのお返事をいただきました。 アシナガバチの巣はいくつも巣穴があるので、ノズル式のスプレーではなく、噴霧器か燻煙剤を用います。 現地調査をしたところ、屋根の下に巣があるのを確認しました。 今回はベランダから作業させていただきましたが、噴霧すると周囲の庭木などにかかってしまうリスクもあったため、燻煙剤を用いて駆除することにしました。 防護服を着用し、長い棒に燻煙剤をくくりつけ、蜂の巣に近づけます。 すると、アシナガバチが一斉に飛び出してきました。 もっとも、燻煙剤の効果によってボタボタと落ちていくため大きな問題はありません。 巣の中の動きが落ち着いたところで、長いハサミ状の棒を伸ばして巣を切除します。 なお、アシナガバチの巣は、スズメバチの巣と比べると軽量なので、手が届きにくい場所でも比較的作業しやすいのが特徴です。 その後、死骸や巣、巣の破片などをベランダや庭などで回収して、清掃を行います。 清掃作業の間も、外を飛び回っていたアシナガバチが戻ってきたため、直接スプレーを噴射して駆除しました。 アシナガバチは、人間に危害を与えることは少ないです。 しかし、柔軟剤などの香りを好むので、洗濯物などに寄ってくる可能性があります。 洗濯物を取り込む際に刺される方も多いので、もし巣を見つけた際には、早めに駆除することをおすすめします。